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水と土の芸術祭2015④

 2015年8月16日(日)は、「水と土の芸術祭2015」の街中エリアの残りの作品を見に行きました。

 まずは、新潟県立万代島美術館で開催している「生誕100年 亀倉雄策展」
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戦後日本を代表するグラフィック・デザイナー、亀倉雄策(1915-1997 新潟県燕市出身)の生誕100年を記念した回顧展を開催します。《東京オリンピック》や《EXPO’70》など、初期から晩年にいたる代表的なポスター作品を紹介するとともに、装幀やパッケージの仕事、制作過程を知ることのできるスケッチ類、当時の資料写真や愛用の品などをあわせて展示し、その業績を振り返ります。

 ちょうど、2020東京オリンピック・エンブレム問題が起こっているだけに、皮肉な時期の開催だとは思いつつ、郷土の偉大なデザイナーの仕事を鑑賞させてもらいました。オリンピックや万博などのデザインを見て、その時代性を感じつつも、変わらぬ輝きを放つ本物の強さを感じました。


 みずつちに戻り、前回同様に信濃川の川岸にある王文志氏の作品です。
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王文志(ワン・ウェンヂー)「新潟の夢-Dream of Niigata-」
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 多くの人達の憩いの場所のようになっていました。ロケーションといい、気持ちのいい作品です!!


 最後に、街中のNEXT21へ
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肖潇(シャオ・シャオ)「An Object from the Mountain」

 インフォメーションブースとして機能している作品です。スタンプラリーの賞品手続きをしました〜

 今回の「水と土の芸術祭2015」は、予算の都合や、パフォーマンスやプロジェクト系に参加していないこともあり、作品などは少し物足りない印象も残りましたが、美しい自然の残る「潟」に焦点を当てるなどの見所もあり、甲乙つけがたいといったところでしょうか。
# by hide-nyoro | 2015-08-16 16:38 | その他の展覧会・作家情報

水と土の芸術祭2015③

 2015年8月15日(土)は、新潟市で開催している「水と土の芸術祭2015」の潟エリアへ行きました。

 まずは、西蒲区の上堰潟エリアへ
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藤野高志/生物建築舎「曲」

 上堰潟の自然の中で、上に乗ると緩やかに波打つアーチは素敵なリズムを感じさせてくれました〜


 続いて、すぐ近くの西区・佐潟へ
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関根哲男「原生―立つ土」

 ラムサール条約に登録されていて、多くの水鳥が生息している佐潟の自然の中で、存在感のある作品でした。


 次は、一気に新潟市を縦断して北区の福島潟へ
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【SHELTER】project GOZU-NS「TINY HOUSE ~知識の護美箱(GOMIBACO)~」

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安藤栄作「大地のひと」

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ドットアーキテクツ(家成俊勝+赤代武志+土井亘)「潟の浮橋」

 あいにくの天気でしたが、今回この福島潟で見た作品が一番印象に残りました。2つの作品もとてもよかったですし、21美でもお世話になったドットアーキテクツの「潟の浮橋」は、日頃は見られない小島からの景色を、浮橋をわたることによって見ることができるプロセスがいい感じでした〜


 最後に、中央区に戻り鳥屋野潟へ
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u ru sa☆nai「新潟宇宙」

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日比野克彦「BOAT HOUSE DOCK YARD [船の家 造船所] 鳥屋野潟」

 鳥屋野潟エリアは、結構作品が分散していましたが、なんとか制覇することができました。今日は移動も多かったので少し疲れましたが、良いロケーションで見る作品はやはりいいもんだなと再確認しました。
# by hide-nyoro | 2015-08-15 20:59 | その他の展覧会・作家情報

水と土の芸術祭2015②

 2015年8月14日(金)は、新潟市で開催している「水と土の芸術祭2015」へ行きました。

 新潟市美術館で「開館30周年記念 リバプール国立美術館所蔵 英国の夢 ラファエル前派展」を見た後に、ベースキャンプである、旧二葉中学校に行きました。
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岡昇平+徳本賢洛「アプローチ。」

 旧二葉中学校の入口にあるアプローチには、日比野克彦氏の「明後日朝顔NIIGATA2015」が巻き付いています〜

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宮内由梨「WHERE HAVE YOU GONE?」

 天寿園にあった「清五郎さん」から続く物語で、「お六」の顔が〜

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酒百宏一「Niigata 水の記憶マップ 2009〜」

 2015年版として、フロッタージュが更新されていました。

 各教室にいろいろな展示がしてあった訳ですが、プロジェクト系のものも多く、展示だけを見ただけでは、あまり面白いものが少なかったように感じました。
しかし、今回のみずつちは、入場料というものは存在せず、スタンプラリーの付いた500円のガイドブックを任意で購入するという仕組みになっています。しかも、子どもは無料でスタンプラリーに参加できます!
一概にこのシステムが良いとは言い切れませんが、窓口を広げるという意味では効果がありそうです。

 明日は、メイン会場の潟エリアに行くので、期待したいと思います!!
# by hide-nyoro | 2015-08-14 20:55 | その他の展覧会・作家情報

ようこそ光のワンダーランドへ 魔法の美術館

 2015年8月13日は、新潟市新津美術館で開催している「ようこそ光のワンダーランドへ 魔法の美術館」へ行きました。
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音や光・映像で作られた変幻自在な作品の中に飛び込み、「見て、触れて、遊ぶ」全く新しい体感型の展覧会です。全国で110万人以上を動員した、メガヒット展覧会がついに新潟県初上陸。子どもから大人まで、世代を超えたすべての人が、まるで魔法にかけられたように光のアートを楽しむことができます。

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far east method(首藤圭介/金箱淳一)「the blink stone」

 大理石の中に、動かすと光る石が混ざっています〜

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坪倉輝明 「Vertexceed」
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岡田憲一 「Time Scanner」 

 などのインタラクティブ・アートや

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森脇裕之 「Lake Awareness」

 音や光をつかったデジタルアートが、多数展示してありました。


 「見て、触れて、遊ぶ」体感型の展覧会ですが、大人にとっては、ちょっと子どもだまし的な感じもしました。もちろん、初めて見る子どもにとっては楽しめると思いますが・・・

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小松宏誠 「Lifelog_シャンデリア」

 今回、一番気に入った作品です!!光と影、風といった日常にある自然現象の原理を利用した作品ですが、ダントツにきれいでした〜
 
# by hide-nyoro | 2015-08-13 21:55 | その他の展覧会・作家情報

恋スル工芸展・清河北斗展「仮様」

 2015年8月12日(水)は、富山県東部の美術館へ、まずは黒部市美術館で開催している「北陸新幹線開業記念 恋スル工芸展」へ行きました。
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 それほど大きくない美術館ですが、リニューアルされてきれいな展示スペースになっています。
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近年、金工・陶芸・ガラスの部門において、富山・石川出身の若手作家、またこの地で技術を学んだ作家の全国的な活躍が見られます。今回は、東京出身の漆芸作家も交え、6名の作家の作品を展示いたします。この6名に共通しているのが、「工芸」という素材や技術、製作工程において一定の制約がある中で、自由で柔軟な発想を持ち、制作をしている点です。瑞々しい感性と手業から1点1点生み出される作品は、私たちに驚きと新しい発見を与え日常生活に新たな視点を持たせるきっかけとなり得るでしょう。
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青木 有理子「新種:陸ヒトデ」他

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増村 真実子「ハル」他

 その他、青木良太(陶芸)、尾崎迅(金工)、上出惠悟(陶芸)、小曽川瑠那(ガラス)の4名若手作家の展示がありました。展示数も手頃な数なので、ゆっくりと鑑賞することができ、楽しませてもらいました。「恋スル工芸展」は8月30日(日)まで開催しています。 


 つづいて、入善町 下山芸術の森 発電所美術館の「開館20周年記念 清河北斗展「仮様」」へ行きました。
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 久しぶりの発電所美術館です。
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発電所時代には水の流れる力を変換することにより電気を生みだし、美術館となってからは数多くの作家が独特の展示空間に刺激を受け、ここでしか見ることができない芸術作品を生み出してきました。建物自体も生まれ変わったこの空間には何か「モノを生み出す」「別のモノに変える」力が宿っているのではという視点から、私たちが未だ見たことのない、とてつもない何かが生み出されるイメージを具現化します。

会場に入るなり目に飛び込んでくる巨大な物体。全長約12mの巨大なその物体は、発電用タービンやクレーンが残る建物にワイヤーを張り宙に浮いている。人間よりはるかに巨大で生命体とも人工物ともわからない未知の物体。これらは観る者に得体のしれない不気味さや緊張感を植えつけると同時に、好奇心や探究心を刺激します。その全貌を眺め館内を巡り、宙に浮いた物体と同じ高さのフロアまで足を進めた時に見えてくるものとは…。
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 展示空間には、本当に巨大な造形物が吊られていて、下から見る迫力と、2Fから見下ろす面白さを体験出来ます!!発電所美術館 清河北斗展「仮様」は、9月23日(水・祝)まで開催しています。
# by hide-nyoro | 2015-08-12 21:01 | その他の展覧会・作家情報


渡辺秀亮のアート情報


by hide-nyoro

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